月は本当の自分じゃない、、幻想の自分だった
「これだけ努力してきたのに、なぜ報われないんだろう」
「自分らしく生きたいのに、何かいつもズレている気がする」
——アラフォー、アラフィフという人生の折り返し地点を過ぎたころ
ふとそんな違和感に気づく女性は少なくありません。
でも、それには個人差がある。
もっと早く氣づく人もいるし、もっと遅く氣づく人もいます。
ただ、この年代が、迷いの年代であることはたしか。
仕事でも、人間関係でも、家庭でも、誠実に向き合ってきたはずなのに…どこか空回りしている感覚。
自分をもっと磨けば、もっと努力すれば変わるかもしれないと思いつつ、疲弊していく…
——そんな悪循環に陥っていませんか?
西洋占星術界の重鎮、マドモアゼル・愛先生が著書『月の教科書』の中で提唱した「月の欠損理論」。
生きづらさに悩む多くの人に、驚くほどシンプルな答えを示してくれます。
それは「今まで信じてきた”自分らしさ”が、実は本当の自分ではなかった」という
かなり衝撃的な、でも、どこかホッとする視点です。
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「月星座=本当の自分」という思い込みが、苦しさを生む
占星術に少し親しみのある方なら
「月星座は感情や内面の本質を表す」と聞いたことがあるでしょう。
自分がホッとできる、安息の場所、だと。
でも、マドモアゼル愛先生の理論は、そこに真っ向から異を唱えます。
月星座は”本当の自分”ではなく、7歳までに形成された”仮の自分像”
——つまり、母親との関係や幼少期の環境によって無意識のうちに刷り込まれた
幼稚な世界観だというのです。
月は「欠損している能力」を示していて
いくらがんばっても、その能力は7歳当時のクオリティ以上には育っていかない。
そして本人は、その欠損している部分こそが自分の得意なことだと勘違いしてしまう
得意だと信じ、そのイメージを守るためにエネルギーを注ぎつづけ、消耗し
ーーーそして、人生を終えてしまう
——これが「月の欠損」の核心です。
さらに注目したいのが
月は「自分のために使う星ではない」という視点。
月のエネルギーは本来、誰かに認められることで安心感を得るためのもの。
つまり月星座を生きるほど、自分の承認欲求を満たすために、常に人の顔色を窺ってしまう、という構造が生まれやすいのです。
「人の目に過敏に反応してしまう」
「すぐにいい顔をしてしまって断れない」
「自分の本音がわからない」
——これらはまさに、月の罠にはまっている状態かもしれないのです。
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アラフォー・アラフィフこそ、月の欠損に氣づくとき
この理論を特にアラフォー・アラフィフの大人女子に知ってもらいたい理由があります。
20代、30代前半のうちは、月の欠損による「得意の勘違い」の上でも、氣力や環境の後押しで走り続けられます。
でも40代、50代になると、体力的にも精神的にも「頑張ること」が難しくなってくる。
そして、周囲の反応も、シビアになってくることに氣づきます。
そのとき初めて
「あれ、私はずっと何のために走ってきたんだろう?」
という問いが浮かび上がる。
それから
この世代は「ちゃんとしなければ」「家族のために」「会社のために」
というプレッシャーを感じている人が多いです。
それは月が促す、安心感を得るための
「期待に応えなければならない、人氣取りの生き方」と見事に一致します。
月星座の特性を”私らしさ”と信じて疑わず
それを軸に人生設計をしてきたとすれば
40代以降に空虚感や燃え尽きを感じるのは、ある意味、必然とも言えます。
月の欠損に氣づくことは、「自分を否定すること」ではありません。
それは、長年信じてきた”偽りの自分像“に氣づき
本来の自分の軸
ー太陽星座や他の天体が示す能力へと重心を移していく
人生後半のスタートラインに立つことです。
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月から降りる——「諦め」が、自由への扉を開く
では、月の欠損に氣づいたあとどうすればいいのか。
そのヒントのひとつは、「あきらめる」こと。
これはネガティブな諦めではなく
「自分には月星座の能力はない」ことを「あきらか」にし、受け容れることです。
たとえば蟹座の月を持つ人が
「自分は家庭的で、人の世話をすることが得意だ」と信じて生きてきたとします。
でも実際には、どれだけ尽くしても感謝されない、関係がうまくいかない、疲弊する一方……
という経験を繰り返してきたかもしれません。
そこで
「あ、これは私の本質ではなく、欠損だったのかもしれない」と手放せたとき
初めて「では本当の私はどんな人間なのか」という問いに向き合えます。
もうひとつのアプローチが
「月星座を自分ではなく、世界への祈りとして使う」という視点。
わたしはこれからの時代、この視点がとても重要になると感じています。
月のエネルギーを「私はこうあるべき」という自己像に向けるのをやめて
「世界がこうあってほしい」という願いに転換する。
すると
月のエネルギーは呪縛ではなく、純粋な祈りとして機能し始める
——愛先生のこの考え方は、アラフォー・アラフィフの大人女子が経験してきた
「人のために生きてきた年月」を、別の角度で肯定してくれるようでもあります。
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「本当の私」はそこにある——人生後半を太陽で生きる
月の欠損理論の対極にあるのが、太陽星座です。
太陽星座こそが「人生をかけて獲得すべき、自分を本当に豊かにする要素」。
月は、幼少期に刷り込まれた世界観で、わたしたちのエネルギーを消耗させる
ーーでも、太陽は生涯をかけて、わたしたちを賦活する意識エネルギーです。
これはとても希望のある話です。
アラフォー・アラフィフは、人生においてまだ折り返し地点。
月の呪縛から自由になって太陽のエネルギーへと舵を切るには
むしろ今がベストタイミングかもしれません。
「もう遅い」と思うか
「まだ始まっていなかった本当の人生が、ここから始まる」と、前向きに受け取るか
それによって、今後の人生は大きく変わってきます。
月の欠損理論は、従来の占星術の常識に大きな一石を投じました。
その反応は賛否両論で
救われた、という人もいれば、絶対に認めない、という人もいます。
ただ、正しい、まちがっている、という判断を一度脇においてみてはどうでしょう?
少なくとも、わたしが月の呪縛からぬけられたことで受けた恩恵は、はかり知れないものがあります。
わたしの周囲の人たち、わたしが星読みをさせていただいた方たちも
月のからくりを理解すると、とても安心される方が多いのです。
「ずっと頑張ってきたのに、なぜかうまくいかない」
「自分のことが好きになれない」
あなたの「生きづらさ」も、もしかしたら月の欠損という視点で見直すことで、少し軽くなるかもしれません。
自分の月星座を調べることから、新しい自己理解の扉を開いてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みくださりありがとうございました。

