わたしたちの意識が現実をつくる
それは、数千年の昔から、宗教書や悟りを得た聖者によって語られてきたことです。
近代、量子力学によって、科学的にその裏付けがなされ、「引き寄せ」ブームと相まって
「人の意識が現実をつくる」という「現実創造のしくみ」は急速に知られてきました。
セッションでは大体
「あなたが今の現実をつくっているんです」
という前提からお話しますが
「えーー！そんなバカな…」とか「アヤシイ…」という声はなく、大体「はい」「うんうん」と肯いていらっしゃいます。
「世界は、観測によって創造される」
わたしたちが観ているこの世界は
わたしたちが意識することによって
一瞬ごとに現れては消え、そしてまた現れては消え…を繰り返している
その速度があまりにも速いので、この世界が連続して現れているように見える
それは、わたしたちのニブい五感で知ることはできませんが
あたりまえの日常や偶然に見えるできごとに意識を向け、その糸をたぐっていくと
その先にあるひとつの法則に行き着きます。
わたしたちが、この世界をつくりだしている
それは、どうやっても否定しがたい、真実のようです。
星読み（西洋占星術）で望む未来を創造する
♂火星編
あなたは毎日、ご機嫌に生きていますか？
それとも、不平不満いっぱいの不機嫌な毎日を過ごしていますか？
どんな人生を送っているとしても
万人に共通する望みは
「心地よく元氣に生きたい」
ということだと思います。
でも、その人にとっての「心地よさ」はひとりひとり違う。
どんな自分であることが、あなたにとって「心地よい」のか
どうしたら、「心地よく」いられるのか
それを知ることはとても重要です。
なぜなら
「望む未来」を生きられるかどうかは
わたしたちが「日々、どれだけ心地よく、ご機嫌に生きているか」
にかかっているからです。
多分、「わたしはalwaysごきげん」って方はこのページにはたどり着かないでしょうが
もし縁あってたどり着いてしまったとしても、それなりに楽しんでいただけるかなと♪
わたしたちは意外と、ほんとうに自分が求めているものを知らずに生きています。
「幸福」の概念を周囲から刷り込まれて
どうしたら自分自身がほんとうに喜びを感じるかを、忘れてしまっていることが多い…。
『自分自身がエネルギーに満ちる方法』
『やるべきでないことにエネルギーを注がない重要性』
『必要な情報をキャッチし、現実に落とし込む方法』
『「ゆたかさ」と「よろこび」にあふれる方法』をお伝えしました。
さて、今日は ♂火星です。
♂火星は「情熱、行動力、性エネルギー」の星。
わたしたちが、「集中して向けるエネルギー」を表します。
火星のあるサイン（星座）やハウスは
内的エネルギーを「どんなふうに」「どんな対象に」向けていくかを表します。
あなたは日々、やる氣や活力に満ちていますか？
やりがいや手応えを感じていますか？
もし、氣力が湧かない、すべてがどうでもいい…
なんて感じなら、火星のエネルギーが注がれず、沈んでしまっているのかもしれません。
♂行動力の源泉
古典占星術では、♂火星は「凶星」というのが定説でした。
それは、今まで大体の人は、火星の強大なエネルギーを制御できなかったので
それが事故や事件、ケガなどの外的な結果となって現れてきました。
無意識の強大なエネルギーが発露を求めた結果です。
適度の火🔥はおいしい料理をつくりますが
強すぎる火は料理を焦がしてしまいます。
同じように、強すぎるエネルギーは、その人自身を焦がしてしまう。
ほどほどであれば有益でも、大きくなりすぎると害になる。
でも、火が弱すぎると、いつまでたっても料理はできあがりません。
ですから、火加減を調節することが大事。
原初の火星は、方向性のないエネルギーです。
方向性がなく衝動的に無鉄砲に突っ走るので、大体失敗しちゃう。
でも、この地球は「行動」の星。
行動しなくては、何もカタチになりません。
内なる衝動のエネルギー、火星を制御し、発揮すること。
これは、人生を元氣にし、意義あるものにしていくためには不可欠です。
♂火星を発揮する
火星は創始のエネルギー。
その♂マークは、そのまま男性性の象徴として用いられています。
男らしいスポーツや格闘技、ものごとを一から立ち上げる新規事業などは
火星がはたらくのには適した分野です。
一般人のわたしたちに適した火星の使い方としては
『苦しい』ことを、ちょっとだけ取り入れるといいです。
すごい無理なことじゃなくて、少しだけ自分の限界を超える。
週に2回程度、ちょっとキツめの筋トレをするとか
ハアハア息が切れる運動をするとか、そうすると火星は鍛えられます。
運動分野じゃなくても、火星を発揮することはできます。
火星は、セクシャリティをあらわし、セクシャリティは宇宙根源のエネルギー。
あらゆる衝動は、セクシャリティから生まれます。
心理学者のフロイトは、それをリビドーと言いました。
クンダリーニヨガでは、この内なる性エネルギーを聖なるエネルギーにまで昇華させます。
エネルギーの大元はひとつ。
そのエネルギーを意識的に活用すること
方向性を持たせ、集中させることで、火星のエネルギーは発揮されます。
つまり
無意識でいると、火星は暴走しますが
意識的になり、方向性を定めることで
火星は発揮されていきます。
♂火星がどのサイン（星座）、ハウスにあるか
あなたの火星が、ホロスコープにおいてどこに位置しているか
どのサイン（星座）、ハウスにあるかを確かめてみてください。
それが、意識化の第一歩です。
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もしあなたが
落ち着きがなくて衝動的に行動して失敗することが多い
あるいは逆に
まったくエネルギーが湧いてこなくて行動できない、ひきこもっている
そんな状態なら
火星の力が発揮されていない、適切にはたらいていないの状態です。
あなたがエネルギーを向けるべき方向性は、火星があるサインやハウスで知ることができます。
そのことにエネルギーを注いでみてください。
ちなみに、わたしの場合、♓うお座、６ハウスに火星があります。
うお座の火星は、ダンスや芸術的なこと、スピリチュアルなことにエネルギーを注ぐと元氣になります。
仕事や健康を表す６ハウスと併せてみると
わたしは舞や歌を創作したり、歌ったり舞ったりしていますし
こうしたスピリチュアルな仕事もしています。
以前は、感情の起伏が激しく、衝動的な行動をしてはイヤになってひきこもる…
という、両極を行ったり来たりしていました。
以前は、こんなことやってていいのかな…と迷いながら方向性が定まらなかったのですが
今は、「これでいく」と方向性が定まっているので
火星が安定しているのを感じています。
♂火星は太陽の目的にしたがう
太陽サイン（星座）は、人生の目的、進むべき方向性を表します。
そう言うと、太陽と火星がごっちゃになるかもしれませんが
☉太陽は、魂の目的です。
わたしたちは、この目的に沿って生きるとき
「たましいのふるえ」を感じ、充実感やよろこびに満たされます。
この世のどんなよろこびも、たましいが震えるよろこび以上のものはありません。
なので、火星のエネルギーが太陽の目的に沿って注がれるとき
そこには均衡が生まれ、「個の力」となります。
あなたの太陽サイン、ハウスはたましいの歓びを表しています。
火星は、その指令を太陽から受け取り、自覚的な目的のために使うことが大事です。
またわたし自身の話になっちゃいますが
わたしは太陽サインは♑やぎ座で
やぎ座は「組織化」や「社会へのはたらきかけ」を表します。
今、ウタや舞の創作をし、それを披露する一座を立ち上げ、活動しています。
とてもとても小さな一歩ですが
この組織的な芸術活動が、なにかしら意識的な波紋を社会に投げかけるものであればいいな
なんて思っています。
このやぎ座的な意図（組織化、社会へのはたらきかけ）を
うお座の火星（芸術性、精神性、奉仕）が受けて、今の活動に至っている
そんなふうに感じています。
♂火星の爆発的な力を制御できる♄土星
火星の年齢域は３５歳くらいから４５歳くらいまで。
太陽の年齢域（２５歳～３５歳くらいまで）で自己の目的を見出し、個としての自分を押し出し確立していく時期です。
この時期は、起業に向いていると言われます。
自分の方向性をしっかりと見出し、そこにエネルギーを注ぐことが自然とできれば、自ずと成功していくからでしょう。
でも今の時代、火星が生かされていないことが多い…。
周囲を、他人を氣にしすぎて、「個」というものを素直に出しづらい。
なので、この年齢域に火星を活性化できないまま５０代を迎えてしまう
そんな人が多いのです。
「火星の年齢域に火星を獲得できなかったら、もうそれで火星は生かされないの？」
そんなことはありません。
たとえば
あなたが５０代半ばだとすると
５０代半ばから７０歳くらいまでは、土星の年齢域になります。
土星は制限や試練を与える星ですが、暴走しがちな火星を制御できるのは土星だけです。
今まで自分自身を出せずにきた…
年を重ねてやる氣は失われるばかり…
そんなふうに感じているのなら
土星を意識し、活用していきましょう。
わたし自身、３０代半ばから４０代半ばまでの火星期には
個としての方向性をしっかりと打ち出せずにいました。
エネルギーの発露を遮断され、火星がほとんど発揮されていませんでした。
でも、土星期に入りつつある今、すすむべき道を歩んでいる実感があります。
土星は、火星の方向性のないエネルギーを規律によって指揮してくれます。
それは、地味に見える活動ですが確かな成果を上げてくれます。
遅すぎるということはありません。
今からでも、火星のエネルギーを人生に吹き込み、イキイキ活氣に満ちて生きていきましょう！
最後までお読みくださりありがとうございました。