わたしたちの意識が現実をつくる
古来、宗教書や悟りを得た聖者によって、この事実は語られてきました。
近代、量子力学によって、科学的にその裏付けがなされ
スピ系の「引き寄せ」ブームと相まって
「人の意識が現実をつくる」という「現実創造のしくみ」は急速に知られ、かなり一般化したように思います。
「世界は、観測によって創造される」

わたしたちが観ているこの世界は
わたしたちが意識することによって
一瞬ごとに現れては消え、そしてまた現れては消え…を繰り返している
その速度があまりにも速いので、この世界が連続して現れているように見える
それは、わたしたちのニブい五感で知ることはできませんが
あたりまえの日常や偶然に見えるできごとに意識を向け、その糸をたぐっていくと
その先にあるひとつの法則に行き着きます。
わたしたちが、この世界をつくりだしている
それは、どうやっても否定しがたい、真実です。
星読み(西洋占星術)で望む未来を創造する
さて、あなたはご機嫌に生きていますか?
それとも、不平不満いっぱいの不機嫌な毎日を過ごしていますか?
うん、どんな人生を送っているとしても
万人に共通する望みは、「心地よく生きたい」
ということだと思います。
ただ、引き寄せ的なスピ本を読んで
そうか、未来はどんなふうにでも創れるんだ!
とそのときはウキウキしても
なかなか現実は変わらない、という人が多い
それが現状のような氣がします。
現実を創造するのはあなた
未来はあなた次第
そんなふうに言われても
アタマではわかってても
不安や怖れを抱きながら毎日を送っている
そんな感があります。
どんなに輝かしい願いがあったとしても
怖れや不安を感じ
自分はその望みに値しないと感じていたら
それはただの夢に終わってしまいます。
不安や怖れは、わたしたちのエネルギーを奪い
力ない存在にします。
不安と怖れからの解放のために
社会から「条件付け」されるわたしたち
わたしたちは、幼い頃
周囲からこの世界を生き残るための安全弁として
周囲の人びとの信念を「刷り込み」されます。
親や周囲の人から言われた
「あなたはお利口ね」
「やさしい子ね」
そんな言葉や、扱われ方によって
「これがわたしなんだ」という「幻想のヴェール」をかぶせられます。
そして、それが本当の自分だと信じ込んでしまう。
「これがわたし、この自分を生きていることで
お父さんやお母さんは認めてくれる」
「これが、この世界で認知され、安全に生きる条件だ」
と、信じて生きていくようになります。
長じて成人となり、年を重ねてもなお
「他者に与えられた自分像」という「幻想」に生きる
それは安全に見えて、もっとも危険なことではないでしょうか?
この条件付けの強制力はとても強く、
ほとんどの人が抗えないということを
わたしはずっと感じていました。
☽月は「安心の幻想」を与える星
西洋占星術界の重鎮であるマドモアゼル・愛先生と長年のご縁をいただいていることで
わたしは先生の提唱される「月理論」に影響を受け、自分なりの検証を進めてきました。
愛先生の月理論は
月があるサイン(星座)やハウスは、「欠損」を表すというものです。
占星術では、通常、月を吉星として扱うのが常です。
月は、たしかに居場所を与えてくれる天体です。
それは、7才までの幼子の時代における居場所。

でも、成長したわたしたちが
7才までのイメージの自分で社会に出て
そのイメージを守り続けることに、エネルギーのほとんどを使ってしまったとしたら
人生はどんなものになるでしょうか?
事実、月サイン(星座)の性質をメインに生きている人の人生は、とても辛いものになっています。
月のあるハウスも同様です。
自分を含め、一定数の方々の鑑定をするうちに、そこには逃れがたい強制力があることに氣づきました。
自分は、そのサインやハウスが示す事柄が「得意」であり「強み」だと信じこんでいるのです。
月は、地球にぶら下がって重力を与える衛星であって
占星術で用いる他の惑星よりも未熟な星なのです。
生まれたときから、地球で生きるための「最低限の保証」として
月の性質は与えられていますが
そこには何の発展性もなく、ただ母親の子宮の延長上にある安心です。
わたしたちはこの世に生まれた以上、母親の子宮にいることはできません。
占星術の惑星たちは、わたしたちの意識を高めるようにはたらきますが
月は、わたしたちを無意識化し、子どものままとどめようとします。
ほんとうに疲れたときの居場所として、月は安全弁の役割を果たしてくれますが
人生のほとんどを月の意識で生きることは、人間として生まれたことを否定するようなものです。
月の性質こそが「自分のウリ」だと信じて、「必死にその質を生きよう」とする
そのストレス、虚しさ、エネルギーの消耗は計り知れないものになります。
月のサイン(星座)、ハウスを知り
その刷り込みの呪縛から自分自身を解放すること
ただそれだけで
そこに虚しく注がれていたエネルギーは解放されます。

人生は楽に、軽快になり、新たな意欲が湧いてきます。
これもまた、わたし自身が目の当たりにしてきた事実です。
人生を充実させるには
やるべきことにエネルギーを注ぐこと
それは大切なことですが
それよりもまず
「やるべきでないこと」にエネルギーを注ぐのをやめること
それがまずもって先決です。
月のサインとハウスを知り、そこにエネルギーを注ぐのをやめることは
わたしたちが幼いころにかぶせられた幻想のヴェールを脱ぎ捨て
本来の自分で生きる一歩を踏み出させてくれます。
最後までお読みくださりありがとうございました。
