衝動と行動の星、♂火星

🌿旅は、火の衝動から始まる

何かを始めるとき、最初に必要なものは何でしょう。

計画でも、準備でも、知識でもありません。

「やりたい」という、衝動です。

理由はよくわからないけれど、なぜかこれに惹かれる。

誰かに言われたわけでもないのに、じっとしていられない。

そういう内側から湧き上がる火🔥

——それが、火星のエネルギーです。

 

個性化の本格的な旅は、この火星の衝動から始まります。

🌿内惑星と外惑星——受動の星と、能動の星

占星術では、地球から見て太陽に近い側にある天体を「内惑星」、遠い側にある天体を「外惑星」と呼びます。

水星、金星——これらの内惑星は、わたしたちにもともと与えられている資質を表しています。

太陽から離れず、個性としてたやすく発揮されやすい。

感情の豊かさ、言語感覚、美意識、感受性——

それらは、生まれながらに備わっている、どちらかというと「甘い」星たちです。

でも、火星以遠の外惑星

——火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星——は、違います。

これらの星のエネルギーは、能動的に働きかけることで初めて活きてくるのです。

与えられるのを待つのではなく、自ら動くこと

ぶつかることを恐れずに、前へ進むこと。

の能動性が、個性化の旅を推し進めていきます

🌿火星——着火剤の星

外惑星の中で、もっとも太陽に近いのが火星。

火星のキーワードは、衝動、行動力、推進力、闘争心、情熱

火星は、個性化の旅における「着火剤」のようなもの。

どれほど素晴らしい可能性が眠っていても、火がなければ何も始まりません。

木星の自我の拡大も

土星のシャドーとの対峙も

天王星の個性化も

——すべては、火星の着火がはじまり。

「やりたい」という衝動が、最初の一歩を踏み出させ

次なる行動へと駆り立てる。

火星なき個性化の旅は、地図だけ持って、一歩も動かないようなものかもしれません。

🌿火星の衝動は、純粋なもの

火星のエネルギーは、時に「怒り」や「攻撃性」として現れることがあります。

火星のkeyフレーズは、「我ありーI am」です。

だから、その本質は純粋なもの。

我、という存在を、この世に割り込ませていく。

それがまず最優先なのです。

赤ちゃんが、おなかが空いたときに全力で泣く。

子どもが、好きなことに夢中になって時間を忘れる。

そういった、「我」をとおす、純粋な衝動——それが火星の本質です。

ただ

ーー社会の中で生きるうちに、わたしたちはその衝動を抑えることを学ばされます。

「そんなことをしても意味がない」

「もっと現実的に考えなさい」

でも、その抑えられた衝動こそが、個性化の旅の燃料です。

あなたの中に、理由はわからないけれど燃えている衝動はありますか?

誰かに認められなくても、続けたいと思えることはありますか?

それが、あなたの火星が指し示しているものかもしれません。

🌿わたしの火星——うお座の情熱

ここで少し、わたし自身のことをお話しさせてください。

わたしの火星は、うお座にあります。

うお座は、見えない世界、霊性、芸術、音楽、夢

——そういったものを象徴する星座です。

火星がうお座にあるということは、そういった領域へと、衝動的に駆り立てられる、ということ。

氣づけば歌をつくっていた

氣づけば、舞を舞っていた

それを、やってみよう、と想い、行動に移していた。

「なぜ歌うのか」「なぜ舞うのか」

——わたしは、何か行動するときには、理由が必要な人間でした。

何をするにも、正当性が必要だったんですね。

でも、歌や舞には、明確な理由はなかった。

いい年して、そんなことやって、何になる?

という心の声に苛まれながらも

ただ、そちらの方向に、勝手にカラダが動き出したような感じです。

その衝動が、わたしの個性化の旅の着火剤だっと氣がします。

7月4日のソロライブ「門出」に至るまでの10年間も

振り返れば火星うお座の衝動に突き動かされてきた旅だったように思います。

 

理屈より先に、体が動いていた。

意味を考える前に、歌が生まれていた。

うお座の火星は、見えない世界からのインスピレーションを、行動へと変換する力を持っています。

🌿火星から、さらに先へ

火星の火が点いた後、旅は続きます。

木星で自我が拡大し

土星でシャドーと向き合い

天王星で個性化が起こり

海王星で大きな流れに溶け込み

冥王星で根底から変容する——

その長い旅の最初の一歩は、火星から始まります。

火星の行動は、太陽の目的を現実化させていきます。

衝動を信じること。

「やりたい」という火を、消さないこと。

 

やりたい、というのは、わかりやすい形では来ないかもしれません。

たとえば

火星を使って自己表現している人を羨ましく思ったりするとき

複雑な胸の内のざわつきとして現れるかもしれません。

わたしなんかが…という想いが、火星の炎をくすぶらせているのかもしれません。

そんな、心のシグナルを見逃さないでください。

 

理由がなくても、意味がわからなくても

結果がどうだとしても

他人にどう見られたとしても

震えながらでも、一歩を踏み出す。

その火が、あなたの個性化の旅のはじまりになります。


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