♅天王星——個性化が実際に起きた、Firstソロライブ-門出-

🌿ライブを開くまでの葛藤

2026年7月4日、ヴォーカリストとして初のソロライブを開催しました。

タイトルは「門出——KADODE」。

場所は、恵比寿ガーデンプレイス近くの音楽スタジオ。

この10年間でつくってきたオリジナル曲と、想い出のカバー曲を歌う、わたしにとって初めての、自分だけの舞台でした。

でも、そこに至るまでには、さまざまな葛藤がありました。

自分の歌唱力のなさへの不安。

「わたしの歌なんか、誰が聴くのだろう…」

うまく歌わなければ
もっと良く見せなければ
至らない自分を、どうにかしなければ…

そういった想いに、ずっと苛まれていた。

これは今思えば、まさに天王星の手前——土星的なシャドーとの対峙でした。

🌿木星の炎が燃え立つとき

それでも、ライブをやろうと決めたのは、木星的な衝動からかもしれません。

オリジナル曲を発表したい…でもそこまでの情熱が湧いてこなかった日々が何年もつづきました。

この10年間、自分の中から生まれてきた曲たち。

その中には、11年前に亡くなった夫からのメッセージ曲も入っている。

形はどうあれ、とにかく発表だけはしよう。

その純粋なチャレンジ精神が、最初の火を点けてくれました。

木星は、自我を広げ、新しい可能性へと踏み出す力

「やってみよう」というその火が、すべての始まりでした。

🌿母の死が、扉を開いた

ライブの2週間前、母が逝きました。

看取りの期間は、不思議な時間でした。

うまく歌おうとしていた自分が、少しずつほどけていった。

至らない自分を良く見せようとしていたこわばりが、静かに溶けていった。

母のそばで過ごしながら、わたしの中で固まっていた何かが、じわりと…。

 

ライブが開けるだけでいい

歌えるだけでいい

それだけで、十分

 

気づいたときには、そんなふうに思えていました。

 

死にゆく母と向き合った数週間は、わたしにとってこの上なく大きな節目でした。

土星的なシャドー

——自己否定、見栄、完璧主義——が、その時間の中で溶けていったのかもしれません。

そして、天王星的な突破口が、静かに開いていきました。

🌿周囲を信頼して委ねていた

ライブ当日、わたしは

周囲の人を信頼して、歌うこと以外のすべてを任せました。

会場の設営、照明、音出し、受付、進行——

以前のわたしなら「自分で何もかもやらなければ」と、ひとりで抱え込んでいたはず。

 

周囲の人たちが、自発的にどんどん動いてくれた。

そしてそれを、素直に受け取ることができた。

ものごとが、するすると進んでいった。

まるで周囲の人と自分が、一体になったようだった。

 

これは、海王星的な体験だったかもしれません。

自分という境界が溶けて、周囲との一体感の中に身を置く

ひとりで完結しようとするのではなく、流れの中に委ねていく

その心地よさを、深く味わっていました。

🌿ライブの時間に流れたもの

うまく歌おうという力みは、ほとんどありませんでした。

ただ、この場を温かくしたい。

ただ、この瞬間を、ここにいる人たちと一緒に生きたい。

そういうシンプルな氣持ちだけが、ありました。

客席では、涙を流してくださっている方が大勢いました。

笑顔で聴いてくださっている方がいました。

温かく、流れるような時間と空間が、そこにありました。

少し前までの自分では、考えられなかった光景。

やりきった、と誇示しようとする自分はなくて

ただ、感謝だけが溢れていました。

🌿これが、個性化だったのかもしれない

7月4日の体験を振り返るとき、わたしはそれが個性化の一つの瞬間だったと感じています。

♃木星——歌いたいという純粋な衝動で、可能性へと踏み出した。

♄土星——歌唱力のなさ、自己否定というシャドーと、向き合った。

♅天王星——母を看取る時間の中で、固着していたものが手放され、本来の自分が顔を出した。

♆海王星——周囲を信頼して委ね、流れの中に溶け込んでいった。

♇冥王星——「うまく見せようとする自分」が死に、新しい自分として舞台に立った。

ーーひとつのライブの体験の中に、惑星のサイクル全体が凝縮されていた…

そう言える氣がします。

個性化とは、特別な修行の果てに訪れるものではない。

日常の体験の中で、少しずつ、らせん状に深まっていくもの。

そしてあるとき、氣づいたら、以前とは違う自分がそこにいる。

そういうものなのかもしれませんね。

🌿あなたの中にも、扉がある

わたしのライブ体験は、特別なものではありません。

あなたの日常の中にも、同じようなサイクルが流れています。

ー 何かに挑戦しようとするとき
ー 自分の影と向き合うとき
ー 握りしめていたものを手放すとき
ー 誰かを信頼して委ねるとき
ー 古い自分が終わり、新しい自分が始まるとき

その一つひとつが、天王星への扉を開く鍵になっています。

うまくやろうとしなくていい。

ただ、本来の自分として、この瞬間にいる

それだけで、個性化の旅の中にいるのだと思います。

 

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